2025/09/22 子育て

気がつけば、おもちゃは出しっぱなし、服は脱ぎっぱなし。
何度も片づけなさないって言うのに、うちの子は片付けができない・・・
こんな悩みを抱えた、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭は多いのではないでしょうか?
その一方で、「幼稚園や保育園、子ども園の先生からは、「上手にお片付けできていますよ」と言われるのに、家でできないのはどうして?」
そんな風に思っていませんか?
お子さんが片づけをしない、もしくはできないのには、ちゃんとした理由があります。
ここでは、お子さんに片づけ上手になって欲しいママ・パパに読んで欲しい子どもを片付け上手に育てるコツについてご紹介いたします。
子どもが片付けができない理由は、子どもが片付けを理解していないからです。
お子さんに片付けを促すとき、皆さんはどのように声掛けを行なっていますか?
「遊び終わったら、おもちゃを片付けてね。」
皆さん、こんな風に声掛けを行なっているのではないでしょうか?
実は、これ・・・NGなんです。
大人であれば、このように声を掛けられれば、おもちゃを片付ける=おもちゃをおもちゃ箱や棚にしまって、この場に何もない状態にすることであることは当然理解できます。
しかしながら、この世に生まれて間がない社会経験が乏しい子どもは、「片付けてね」と言われても、片付けが何なのか理解できていないことがほとんどです。
意味が分からないことを言われて、どうしていいのか分からないうえに、できていないと怒られる・・・理不尽極まりないですよね。
私たち大人でも、知らないことを当然のように指示されて、できていないと怒られるのは納得がいきません。
しかしながら、ママやパパからすれば、「これまで何回も「片付けしようね。」と目の前でやって見せているのに・・・」と思うかもしれません。
しかしながら、お子さんにとっては、ママやパパがやっているおもちゃをおもちゃ箱に入れる動作=片付けと認識していない可能性があるのです。
例えば、このような経験はありませんか?
絵本で出てきた犬を指差し、「わんわん」と教えると、お子さんは、「あーこの絵は、わんわんなのか〜」となんとなく覚えます。
何回かこれを繰り返すと、お子さんは、その絵を見るたびに「わんわん」と口にするようになります。
この一連の行為を見て大人は、「犬を覚えた」と思うでしょう。
そして、実際の犬と遭遇したとき、「わんわんいるねー」とお子さんに話します。
でもお子さんは「あれはいつも見ている絵じゃないから、わんわんじゃないのに・・・どうしてママはあれをわんわんって言うんだろう?」と思うのです。
つまり、いつも見ている絵の犬はわんわんだと理解できていても、実際の犬とわんわんが結びついていないのです。
大人が「いつも絵で見ているわんわんと同じだよ。」などど、絵の犬と本物の犬を結びつけるような声掛けを何度か繰り返していくうちに、子どもは、本物の犬を見て「絵と同じわんわんだ」と理解ができるようになり、やがて本物の犬をみて「わんわん」であると自ら判断することができるようになるのです。
つまり、子どもは「片付け」と聞いてもそれを「おもちゃを箱に入れること」だと理解していない可能性があります。
それではどうすれば、ママやパパの言った「片付け」を理解して片付けができるようになってくれるのでしょうか?
実は3つのコツがあるんです。
お子さんを片付け上手にするコツは、次の3つです。
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
「片付け」という言葉も大人からすれば、シンプルな言葉かもしれませんが、この場合のシンプルな言葉とは、子どもでも分かりやすい簡単な言葉という意味です。
例えば、「おもちゃを片付けようね」ではなく
「ブロックをおもちゃ箱に入れようね」
これなら、「ブロックをおもちゃ箱に入れればいいんだ」とお子さんは理解できます。
① の声掛けで、お子さんは、ブロックをおもちゃ箱に入れればいいと理解はできました。
でも、「まだまだ遊びたいな〜」とお子さんが思っているとすれば、どうしてブロックをおもちゃ箱に入れなければいけないのかまでは分かりません。
そこで、次のような声掛けをします。
「ママは今からご飯の用意をするから、○○ちゃんは、ご飯の用意ができるまでに、ブロックをおもちゃ箱に入れてね」
このような声かけをすれば、お子さんは、「ご飯を食べるからブロックをおもちゃ箱に入れないといけないんだ」という片付けをする目的が分かります。
そして、「ご飯の用意ができるまでに」という声掛けにより、いつまでにブロックをおもちゃ箱に入れないといけないのかという具体的なタイムリミットも分かるのです。
フィードバックはついつい忘れがちですが、実は3つのコツのなかで一番大切です。
最後の仕上げに、ママやパパが、お片付けができたお子さんに「○○ちゃん、きれいにお片付けできたね。すごいね。○○ちゃんがお片付けできたらから、みんなでご飯食べられるね〜」と声掛けをします。
ここで初めて「片付け」というワードを使います。
これによりお子さんは、今やった「ブロックをおもちゃ箱に入れる行為を片付けと呼ぶんだな」と片付けというワードと実際に片付けをする行為が結びつくのです。
ポイントは、今やった行為が正解であると伝えて褒めること。
自分が行なった行為によって、ご飯を食べるという当初の目的を達成できたという達成感を味わせること。
これにより、片付けが達成感を味わえるものであることを身をもって知ることができ、やがて、この達成感が自主性へとつながり、自ら片付けができるようになるのです。
子どもに片付けを覚えさせるためには、ここでご紹介した3つのコツを何度も繰り返し行なうことが重要です。
急いでいるときなどは、ついつい大人が口や手を出してしまいがちです。
自分が片付けたり、自分が指示してやらせたほうが早いと思うでしょうが、それではいつまでたっても、片付け上手の子どもにはなりません。
ママやパパは、じっと我慢です!
お子さんの成長過程を、忍耐強く見守ってあげてくださいね。